アメリカへスポーツ留学を目指す選手達にアドバイス

--- アメリカに留学をしたい中学生や高校生のスポーツ選手たちに、やっておいたほうがいいこと、やっておかなくてはいけないこと、などアドバイスはある?

えーと、うーん・・・。英語ですかね。それが一番だと思います。

--- 日本位いる間に、具体的にどんな準備をしたらいいと思う?

自分で勉強するというのが第一だと思うんだけど、塾とかに通えるなら、外国の先生とコミュニケーションが取れるところが一番実践的でしょうね。いくら日本で勉強してもアメリカで聞く英語は違うし、最初は自分も本当にわからなかったし、その辺も含めてアメリカに行った後に「これは聞いたことがある」と思えることが多いほうがいいし。でも日本だと英語を話す機会がないので、そこが問題かなとも思うんですけど。

--- そういうことを踏まえて、日本にいる間にどんなことができる?

勉強方法に関しては、基礎的な文法はひと通り勉強しておいたほうがいいとは多います。そこがベースなので、文法がわからないと会話が成り立たないし。アドバイスするとしたら、「基礎からしっかりコツコツ」で、わからないことがあるならしっかり埋めていくという感じですかね。

--- アメリカに来ないと生の会話は分からないから、まずは日本でしっかり文法とかをやっておくということだね。サッカーに関しての準備はどう? IDキャンプで意識することとか。

2013年冬にトライアウトに参加した柳澤選手
2013年冬にトライアウトに参加した柳澤選手

日本以上にアピールしないとならないですね。指導者もそういう風に見ていると思うので。

日本人だとセレクションでもチームの為に頑張ろうとなりがちですけど、こっちでは自分の長所をアピールしようという意識を持ちながらプレーすることが大事だと思います。

 

--- 日本人のどんなことが武器になると思う?

日本人はオールマイティーに満遍なくできる選手が多いし、献身性やテクニックは日本人の良いところだから、それを見せつつ自分の持っている武器をアピールできればいいと思います。

 

--- さすが自分が体験してきただけあって、説得力があるね。最後に、サッカーも生活や学業も含めて、来年の抱負は?

サッカーでは、この1年間監督やチームメートにサポートしてもらって助けられたので、来年は2年生だし、チームを引っ張る存在にならなきゃいけないと思っています。コミュニケーション能力を上げて、プレーとコミュニケーションの両方でリードしていける選手になることが目標ですね。それと怪我なく戦えることも。学業面では、引き続きやることやって、サッカーの為にも、こっちでは勉強ができないとサッカーもできないので、しっかり両立して来年も過ごせたらなと。

--- 最後に、これだけは言っておきたいということはあるかな?

こっちに来たら良い経験になる、それは間違いないと思います。簡単なチャレンジではないけど、トライする価値はあると思います。新しいことを経験できたり吸収できたりとか。もしサッカーでこれから挑戦したいと思っている選手がいるならすごくお勧めしたいですね。

--- どんな人がアメリカの大学サッカー留学に向いていると思う?

サッカーはもちろんですけど、英語の習得や学業にも意欲がある人ですかね。僕の場合は、将来的にサッカーだけじゃなくて、英語を習得して今後の人生に活かせればという考えがあっての決断だったので、サッカーだけをやりにアメリカの大学は厳しいと思うんですけど、学業の方でも意欲があって、なおかつサッカーをしたいという選手だと良いと思います。

--- 日本に帰って以来、友達にアメリカでの留学について聞かれたりしている?

会う友達みんなが気になっているみたいで、聞かれますね。楽じゃないけど毎日すごく充実した一年間だったよ、という話はしました。これからどうなるかわからないけど、日本では味わえない経験をさせてもらっているな、と感じています。

 

サッカー、学業をはじめ、言葉や生活も含めてたくさんの新しいことを吸収した一年だったようです。来年は更なる成長を見せてくれることでしょう!

 

なお、セイント・リオ大学では2016年のシーズンに向けて新たな日本人選手を獲得したいとのことですので、興味がある選手はGLED Sportsに詳細をお問い合わせください。