カリフォルニア州の大学サッカーキャンプ 2019

カリフォルニア州のNCAA加盟大学を中心に5つのキャンプに参加した粟井くん (右端)

粟井貴斗、大阪府出身。
4
歳でサッカーを始め、SSクリエイトAC堺で小中学校時代を過ごし、高校は賢明学院に進学しサッカーを続けた。

今後、アメリカの大学でサッカーと学業に励むことを目指し、この夏カリフォルニア州の大学を中心に5つの大学キャンプに参加した。

【今回のアメリカ大学サッカーキャンプを決めた経緯

 

僕が今回アメリカのキャンプに参加しようと思った当初、元々海外のサッカーに興味があったのですが、アメリカという選択肢はありませんでした。でもいろんな方々と話をしていき、アメリカが最も設備が充実していて、英語という言語も身につけられるということが強みだと感じ、アメリカという国を選択しました。

 

最初の2つはCS Santa BarbaraとCSU Monterey Bayという大学のキャンプに参加しました。日本ほどレベルは高くはありませんでしたが、みんな本気でサッカーと向き合い戦う姿勢は見習うところがありました。日本人だからといって遠慮していてはボールも回ってこないという事もあり、自分のプレーで証明するという事がとても大事になってきます。でもチームメイトも最初は日本人である僕に抵抗がありましたが、すぐに仲良くなり喋れないながらも楽しく過ごすことができました。

 

各大学のキャンプに参加することで言葉やサッカーの違いなども吸収していった

1週間ほどの休みの後に3つ目のキャンプとなるでUniversity of Denverのキャンプに参加しました。日本人のコーチもいるということもあり紹介してもらったのですが、僕自身一番良い経験となったキャンプでした。日本人の選手が他に2人いて彼らとはとても仲良くなりました。250人程の選手が集まる大きなキャンプでした。でも最初の2つのキャンプのように参加者全体のレベルは高くはありません。日本でやっている選手なら全然大丈夫だと思います。そしてこの大学で初めて、大学生とのオールスターゲームをしました。キャンプの中でコーチたちに選ばれた11人対大学生の試合でしたが、アメリカのサッカーを初めて感じれたと思います。スピードとフィジカルは日本の同い年にはいないような感じで、とてもいい刺激のキャンプになりました。

 

次にCSU Fullertonに行きました。ここではキャンプのレベルはとても低かったのでアピールしにくい所でしたが、日本人に対してはコーチたちはウェルカムに接してくれます。日本人と言って嫌な顔をされた事はありませんでした。都会の大学ということもあり、とても校舎は綺麗で日本にはないような物がたくさんあるので是非とも色んな人に経験して欲しいと思いました。

 

最後にChico Stateに行きました。ここDivision 2の大学ですが、僕自身の今回の経験上、キャンプ参加者のレベルはディビジョン2の方が高いことが多いです。みんな明確な目標がある子が多いからなのかと思っています。1日だけのキャンプなのですが、とてもいいゲームが出来ました。ザ・アメリカ人と言うようなゴリゴリの大学生もゲームに参加したりと有意義なキャンプになりました。

 

今回1ヶ月程アメリカにいて、日本では経験できないことがたくさんありました。色んな人が1回は外国に行った方が良いとよく言いますが本当にそうだと思います。コーチの指示がわからないというもどかしさや、選手とコミュニケーションを取れない事など、絶対に今後の人生において経験すべきことを全部経験できました。僕自身、改めてアメリカに来たいと思える1ヶ月になりました。サッカーというスポーツは人間性のスポーツであるとも思っていますので、どんどん海外に挑戦する日本人が増えて行けばとても素晴らしいと思いました。

アメリカ在住のキャンプ参加者たちとも友達になり国際交流を体験

【アメリカでの生活】

 

アメリカでの私生活はそれなりに快適でした。食や水回りなどは日本よりはという感じですが、景色や人柄、街並みなどはアメリカに住んでみないと分からない良さがありとても素晴らしく、今回来てよかったと思いました。そして今回のキャンプを無駄にしない為にも、サッカー面に関してはアメリカで絶対必要と言われた、Transition (攻守の切り替え)を意識し、英語の勉強をパスしなければ元も子もないので、約半年自分の為だと思う英語の勉強を日本で頑張ろうと思います。今回は素晴らしい1ヶ月になりました。