フロリダ州スポーツ施設訪問ツアー2017

2017年の夏休みにフロリダの有名スポーツ施設を巡った細萱飛希くん (東海大学3年生)

 

以前からアメリカのスポーツビジネスや環境に興味があったという細萱くん。夏休みを利用して全米でもスポーツが盛んなフロリダの施設を訪問しました。ご本人の目線で見て感じた事を語ってもらいました。

 

【ディズニースポーツ (オーランド)】

サッカーでは小学生から高校生までを対象にした大会を夏や冬に行ったりしている。3つのレベルの大会があり、チームに合ったレベルの大会に参加することができる。大学サッカーのショウケースの会場にもなっている。ゴルフ場と同じ芝を使ったりしているサッカー施設の充実した環境は素晴らしい。この夏に行われた大会では、150チームが大会に参加しそのうちの100チームが海外のチームだったりと、国際的なチーム集客もかなり大規模に行っているそうだ。

  

【フロリダ州立大学 (タラハシー)】

女子サッカー部は2014年に全米制覇をしており、2007年には日本人選手の山口麻美さんという全米MVP受賞者も輩出している。全米有数の強豪であるアメフトの環境は特に素晴らしく、選手のロッカールームの1つ1つにiPadが埋め込まれていて試合前のコーチのコメントなどを知れるシステムもあったり、メディカルルームでは室内プールやなど最高の設備が整っている。

【フロリダ大学 (ゲインズビル)】

フロリダ州立大学のライバルとして昔から有名で、州内では学業も優秀な事で知られる州立大学。バスケットボール部の15,000人収容できる大きなアリーナ、その向かいには9万人収容のアメフトスタジアムなど、スポーツの施設がとても充実している。
【IMGアカデミー (ブラデントン)】
プロテニスの錦織圭選手も卒業したIMGアカデミーは、小学生から高校生までのスポーツ施設兼学校。テニス、ゴルフ、アメフト、サッカー、バスケットボール、野球をメインとしており、テニスコートは55面あるスキル力の向上はヨーロッパには劣るものの細かいフィジカルの向上を主としている。トリートメント施設、トレーニングルームもユース年代までとは思えないほど豪華なもので、中でもビジョン・トレーニングという眼と脳を鍛える他にはないトレーニングも行うことができる。トレーニング以外でもたくさんの人種がいるため生活面や友達作りなどスポーツの元となる環境づくりにもこだわっていて、選手にとってなにも不自由のないスポーツと存分に向き合える環境だと言える。ただお金がすごくかかり、年間で約700万円ほどらしい。

 

【日本とアメリカの違い】

サッカー面に関しては、サッカーというものの捉え方1つ違うということがアメリカを実際に体験してわかった。日本は上手い選手の育成というような観点な気がするがアメリカはもっぱらプロの育成、サッカーをする選手の育成とサッカーの本質を捉えていると思ったその違いは結果を見ればわかるわけで本橋さんの言うようにFIFAランクのように世界基準で見たとき日本とアメリカどっちが上かなど一目瞭然でアメリカで、それはなぜかというとやはり本質を捉えるか指導者がやりたいようにやっているかの違いだと思った。選手は周りの環境次第でどうとでもなれると思うので指導者や施設の設備など選手に自覚を持たせ1つのスポーツ選手なんだという感覚で教えていくのがアメリカのやり方のように感じた。

 

【日本に帰って自分が取り組みたい事】

フロリダやノースカロライナに滞在してわかったが日本人が本当に少なく日本人の価値は大きいんだと思った。日本の選手が自分のサーチだけではたどり着けないところのサポートや出身地の愛知県でアメリカでのサッカーに興味がある子をアメリカに案内したり、興味のない子達にも自分の体験を話したりするなどやれることは多いと思った。ただの合宿だと費用も高いため、キャンプへの参加で大学進学など今後につながる結びつきのサポートや提供をしていけたら良いと思った。