高田翼 インタビュー (2019年秋学期直前)

NCAAのディビジョン1に所属するウェストバージニア大学サッカー部の一員として2年目のシーズンを終えた高田翼選手。2018年シーズンや春学期、そして夏休みを終え2019年シーズン直前を迎えた現状を語ってくれました!

高田翼プロフィール

千葉県出身。高校3年生の夏休みにアメリカに3週間滞在し、大学サマーキャンプ参加やホームステイを体験。猛勉強の末、TOEFLをクリアして奨学金を獲得しNCAAのディビジョン1所属ウェストバージニア大学に2017年秋学期に入学。この秋からは3年目を迎える。

(Photo: West Virginia University Athletics)


まずはこの夏のサマーリーグまでの時間について。

  

ウェストバージニア大学での昨シーズンは悪くはありませんでした。147敗、ミッドアメリカンカンファレンスを無敗で優勝し、NCAAのナショナルのトーナメントの第2ラウンドまで行くことができました。出場したほぼ全てのゲームをスターターとしてプレイして、自分自身も1年目より確実にチームに貢献できたと思っています。そんな秋シーズンも終え、春になり、プリシーズンがスタートしました。去年のプリシーズンは鬼のように走りウエイトトレーニングをするような日程だったので、楽しみにはしていなかったのですが、今年は走りもウエイトトレーニングも時々やり、代わりにボールを使うトレーニングがメインでした。NCAAのルール上選手がトレーニングできる時間は限られており、コーチはその時間をどのように使うか決めることができます。なので、去年のプリシーズンと比べると今年のプリシーズントレーニングはとても楽しかったです。

 

どうやってチームを決めましたか?

 

そして、三月の中旬ごろになると、自分の夏休みのことを考え、日本に帰ろうか、アメリカに滞在してトレーニングしようか、それとも、どこか旅行へ行こうかなどを考え始めました。その矢先に、知らないテキサスの電話番号から電話がかかってきて、話してみると、Houston Dynamoというチームのコーチで夏にヒューストンで力を貸して欲しいとのことでした、ちょうどその時夏のことを考えていたので、これは何かの運命だと思いその場でyesと返答をあげました。面白いことに、自分はHouston DynamoMLSチームであることを知らず話を進めていました。色々物事が進んでいくうちに、彼らがどのように僕リクルートしたのが気になり、彼らに聞くと、元WVUの選手がDynamoアカデミー出身の選手で、僕のナンバーを入手したらしく、彼らが僕に興味を持ったのは秋に戦ったUniversity of North Carolina Wilmingtonのコーチが僕が良い選手だとDynamoのアカデミーのコーチに伝え、僕がリクルートされたというのがプロセスでした。

 

コーチやチームメイトや環境など、どんなチームでしたか?

 

五月になり、新しい地ヒューストンで、友達も知り合いもいない土地で生活を始めるのは正直とても怖かったし緊張していたのを覚えています。ヒューストンはウェストバージニアとは違い、ヒスパニック、アフリカンがとても多く、違う国にきた感じがしました。

 

チームメイト達は信じられないくらいとても良い人たちで、すぐに馴染むことができました。僕の住んでいたアパートにはパラグアイ、セントビンセント、スウェーデン、イングランド、メキシコ、アメリカと様々な国の人と共同に生活しました。みんなそれぞれの文化があり、ストーリーがあり、個性があり毎日素晴らしい時間を過ごす事ができました。

 

試合出場数や得点数など自分のパフォーマンス、チームの成績はどうでしたか?

 

チームは、とても競争が激しく、MLSのチームということもありみんなトップスクールのトップの選手達が集まっていました。その中でも、何とか自分のポジションを確立する事ができ、シーズンをスタートの選手としてプレイする事ができました。シーズンをナンバーで要約すると、個人では5ゴール5アシスト、チームでは143分け0敗と無敗記録を達成しました。カンファレンスも優勝し、間違いなく僕たちは強かったです。

サマーリーグを共に過ごしたヒューストン・ダイナモの選手たちと