ウェストバージニア州とフロリダ州の大学IDキャンプ 2016

ウェストバージニア州とフロリダ州の大学IDキャンプに参加したTTくん(東京都・高校3年生)

 

【大学キャンプツアー体験談】

今回渡米した理由は、アメリカの大学に留学しサッカーをするためだ。なぜ留学したいかというと、まず「全てを変えたい」ということがあった。場所、環境、人生、運命、すべてを変えたいからだった。その理由の1つに、中学の頃には3年間半分以上は怪我でサッカーが思うようにできず、高校の頃はずっとトップチームの下のカテゴリーでサッカーをして、とても悔しい思いをした。高校ではみんなが全国の舞台でプレーしているのを応援席から応援していた。とにかく劣等感があった。そうこうしてる間に、3年生が引退し新チームになり、何度かトップチームでプレーするチャンスを貰ったのにも関わらず掴みきれず、結局は何も変わらなかった。


だから、全てを変え見返したかった。

 

その為に大学では人と違うことをする必要があったから、アメリカの大学に留学しようと決めたのだ。

ウェストバージニアの室内練習場
ウェストバージニアの室内練習場

まず最初にウェストバージニア大学のキャンプに参加した。アメリカの生活にも少し慣れると、優しい人が多いと感じた。下手な英語を一生懸命聞いてくれ、きっちり答えてくれる人が多かった。ウェストバージニアのキャンプでは周りの人数が少なく同い年が少なかったということもあり、うまく自分の長所を活かすことができ気に入ってもらうことができた。久しぶりに評価され少し嬉しかった。寮でもみんなが色んな質問をしてきてくれて僕にとってはありがたかった。

ラスベガスのホームスティでは特に何かしたという訳ではないが、良くしてもらった。大人になったら必ず恩返ししようと決めた。

アメリカでの滞在が約2週間が過ぎたところでUSFのIDキャンプに行った。そこには多分500人近くの選手が参加していたと思う。一番感激したのは、多国籍で自分と同じく英語が喋れないような選手がいたということ。そしてそういう選手と同部屋になった。彼はスペイン人で、英語が自分より喋れなかったから、自然と打ち解け仲良くすることができた。

USFでは500人規模の参加者
USFでは500人規模の参加者

他にはイタリア、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、キューバ、韓国の選手がキャンプに参加していた。なので、一番大変であったのはコミュニケーションである。伝えたい事が言えないのもそうだが、何を言ってるのかもわからない事が多かった。USFのキャンプを通じて、英語とスペイン語を喋れればたくさんの人とコミュニケーションがとれるなと思った。

そのあとはUCFのキャンプに参加した。なかなかハードだったが、すごく充実した。1日目のミニゲームで見事チャンピオンになり、UCFの選手と試合する事ができたおかげで、少し周りが興味を持ってくれ、たくさんの人とコミュニケーションをとる事ができたので、英語の勉強ができたと思う。ある友達は看板などを使って発音の練習を手伝ってくれた。あとは単語のテストみたのをしてくれた。みんなとても優しくしてくれたことに感謝してる。

たくさんの出会いも経験した
たくさんの出会いも経験した

しかし大変だったのは体力がもうすでに尽きていたこと。フロリダは凄く暑く、その中で大体でいうと3部練を8日間連続でこなしたようなものだった。これに関してはどうしようもなかったので頑張って乗り切ることができた。そして今回アメリカに来て強く感じたことはすごい自分を表現をするのがうまく、コミュニケーション能力があり、多くの人が手助けや、困ってる人を助け合ってるなと思った。そして、凄く素直で、見習うべき部分が多くあったと思う。

 

アメリカと日本の相違点。日常生活では、生活様式が違うだけで、不便な点は特にないですが、興味深いことが多い。食事の面では思った以上にファストフードみたいな食事が多いと感じた。サッカーの面では、アメリカ人は良く蹴ると聞いていたが、正反対でどんな状況であろうと繋ごうとする選手か多かった。足元の技術はないけど、フィジカル面では強いなと感じた。

 

 

正直、辛いことが多くあった。1人で行動することが多く、わからないことが多く、聞いても理解できなかったり逆に英語を話しても通じなかったり、どこのキャンプの初日では、多分なんだあいつみたいに言われたと思う。ホームスティでも言いたいことが言えないという辛さがあった。しかし、そいうことはあったが、素晴らし経験が出来た。その場にいないとわからないことが多くあったし、肌で感じることができた。